ベンチャーキャピタルの投資テクニック 9

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ベンチャーキャピタルの投資テクニック 9

 ここまでお読みいただいて、ベンチャーキャピタルによるベンチャー企業の評価とは、我々株式投資家が普段行っている株式評価方法と、原理的にはほとんど同じであるということがお分かりいただけたと思う。いずれも将来性の有望な企業の株式を、適正な価格、場合によっては適正とされる価格よりもさらに安い価格で取得し、高値で転売して利益を得る。一方、ベンチャーキャピタルの投資は未上場のベンチャー企業に対して行われるため、デュー・デリジェンスと呼ばれる精査が必須とされる。また、未上場企業への投資にかかるリスクとベネフィットがそれぞれあり、ベンチャーキャピタルは、いずれも最小化、最大化させることによりリターンを増加させる。

 とどのつまり、ベンチャーキャピタルの投資はリスクマネーの供給であり、ハイリスクを取ることによってハイリターンを取ることに他ならない。その際に重要なのは、投資先のファンダメンタルズを正確に把握することであり、それを超越した価格を決して払わないことである。言うまでもないことであるが、ファンダメンタルズ評価の基本は、対象企業の時価純資産総額の算定と、隠れた資産の発掘と評価である。その意味において、今後のベンチャーキャピタルは、好むと好まざるとにかかわらず、何らかの業界にそれぞれ特化してゆくことになると予測する。業界に精通し、業界の情報や動向を分析した上で可能性を秘めたベンチャー企業を発掘してゆく。そして、ともにリスクをとって確実に成長させ、IPOさせる。まさに、アメリカ型のVCが、我が国においてもいよいよ本格化するものと期待している(余談になるが、最近創薬ベンチャーに特化して投資を行うベンチャーキャピタルを見かけた。親会社が治験事業を行う会社であるが、治験という、創薬ビジネスの最前線にいるスタンドポイントから設立されたVCなのであろう。このような型の、言うなれば事業会社溌のベンチャーキャピタルが、今後益々増加してくると思われる)。

 最後に、VCの運用形態に触れておこう。最近の我が国のほとんどのVCは、運用形態として投資事業組合によるファンド方式を採用している。これは、以前に解説した堀江率いるライブドアの悪用した投資事業組合と同一のスキームである。我が国における投資活動全般がさらに活性化してゆくことが予想される中、純粋に投資事業を目的とする投資事業組合の運営スキームを知ることは、一般の株式投資においても何らかの参考になると思われる。また、投資事業組合に対する課税のシステムや、エンジェル税制と呼ばれる税制上の優遇措置についても知っておくとは有意義であると思う。投資事業組合による投資スキームは、今後も進化が期待されるものでもあり、この機会に読者とともに知識を共有しておくことも肝要だと思う。今日の我々は、今こそファンド方投資の主旨を学ぶべきなのかもしれない。


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