ベンチャーキャピタルの投資テクニック 4

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ベンチャーキャピタルの投資テクニック 4

 例を続けよう:

資産の部            負債の部
現金 100万円         借入金 150万円
売掛金 50万円
株式 50万円
土地 100万円
営業権 50万円         資本  200万円

この場合、計上された数字のうち、絶対的なものは現金、売掛金、借入金であろう(厳密に言うと、例えば国際会計の範疇に話を及ばせた場合、現金は絶対的ではなくなる。なぜなら、米ドルをベースとした場合、通貨の相場が相対性を生じさせることになる。いずれにせよ、ここでは話を単純にするためにそのようなことは考慮しないこととする。また、売掛金も未回収リスクを考慮すると、厳密には絶対的であるとは言えない。しかし、これも話を単純にするために考慮しない)。

 一方、株式、土地、営業権はどうであろうか。この場合の株式、例えば社長であるあなたが創業間もなく利益を出し、その一部を上場企業の株式に投資したとしよう。その場合、投資された株式の、あなたの会社の決算時における、株式市場における株価が「時価」になる。また、土地も同様である。利益の一部を土地に投資したとした場合、あなたの会社の決算時の、土地の時価が実体の数字になる。さらに、営業権も同様で、営業権の「時価」、営業権の時価とは、これもいくつもの論文が書けてしまうほどに奥の深いものであるが、も、正しく評価に含む必要がある。

 なお、ここで営業権について若干触れておこう。営業権にはいくつも意味があるが、本論においてはいくつかに限定して説明する。第一に、ここで言う営業権とは、正に企業が何らかの「営業をする権利」のことを意味する。例えば、内航海運業を営むにはそのための営業権を入手しなければならない。また、中央卸売市場で仲買人行為を行うには、同様に営業権を入手しなければならない。このような「営業する権利」が、営業権の筆頭である。

 次に、ここまで説明してきた純資産方式による株価を超越したプレミアムのことも営業権と呼ぶ。例えば、上の例で算出されたあなたの会社の株価が時価ベースで一株あたり12万円であったとし、それに対して別の会社が1株あたり15万円で全株買い取ったとする。その場合、買取価格(15万円X20株=300万円)− 時価総額(12万円X20株=240万円) = 60万円が、買い取った会社のバランスシートにおける「営業権」となる。
(次回へ続く)


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