閑話休題 サンケイビジネスアイコラム掲載に寄せて

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閑話休題 サンケイビジネスアイコラム掲載に寄せて

 産経新聞の経済紙であるサンケイビジネスアイ紙面上で、小生がコラムを執筆することになった。産経新聞と言えば、小生がこよなく尊敬する司馬遼太郎、本名福田定一が記者をしていた由緒ある新聞であり、執筆については甚だ光栄の感を覚える。同紙は全国紙でもあり、いささか緊張と興奮を禁じえないが、我がブログ読者にもご一読いただき、願わくばご意見ご批判を賜りたい次第である。

 全国紙でのコラム執筆は小生にとって初体験であるが、ブログとは違った難しさを感じている。まず言えるのは、新聞のコラムでは原稿の失敗が許されないということである。原稿の装丁等については、校正の段階で誤字脱字などが厳しくチェックされ、文法上のミスはまず発生しない。新聞は特に、それを専門に行う部署が専門の機械でチェックを行っている。しかし、問題なのは、原稿の内容そのものにミスがあったとした場合、例えば、何らかの数字や年次、あるいは歴史上の出来事や事件といった事実そのものにミスがあったとした場合、掲載後では取り返しがつかなくなるのだ。そのため、執筆に当たっては慎重に調査を行い、何度も内容を精査した上で原稿を入稿する(なお、失敗があったとしても後日修正の掲載をすれば良いではないかと言う意見を聞きそうだが、その手の修正は、新聞の世界ではまずありえない)。

 一方、上のことは、とどのつまり我がブログにおいて執筆上の手抜きをしているという事にはつながらない。弁明をするようだが、ブログの場合、事実に相違があったとした場合、極端な場合、文章の差し替えや修正でいつでも対応が可能であり、逆に、差し替えを行うことにより文章の内容を向上させてゆくことも可能になる。例えば、小説にこのような手法を用いることによって、小説の内容を、際限なく進化させてゆくことが原理的には可能となる(なお、小生は経済小説の執筆を画策しており、この手法を実際に用いることを検討している。この構想についてはいずれ我が読者に打ち明けたいと考えている)。しかし、新聞とは、掲載された事実がほぼ永久的な事実となってしまうため、この種の発想法がまったく通用しない。

 以上のように、新聞のコラムとブログのコラムとは、チェスと将棋ほどの相違点があるのである。それぞれにおいてそれぞれの要求があるが、いずれにせよ、それぞれに最適なかたちで執筆するほかないと覚悟している。

 なお、本編がブログに掲載される頃には新聞コラムの第一弾が既に掲載されていることであろう。ご興味のある読者は、平成18年6月30日金曜日発売のサンケイビジネスアイをご覧戴きたい。小生の悪文が、恐れ多くも読者の目に入ることであろう。


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